株式会社ゴールドウインがオフィシャルサプライヤーとして「THE NORTH FACE」ブランドのウエア・用具を提供している「MIURAエベレスト2013プロジェクト」のメンバーは、5月22日午前8:30に標高7980mのサウスコル・キャンプ4(C4)を出発し、標高8500mに設置した最終キャンプ(C5)に午後2:20に到着いたしました。
途中、天候が午前11時過ぎより悪化し、瞬間最大風速20mぐらいの吹雪と、視界の悪いかなり厳しい条件のなかでの登攀となりました。午後6時(日本時間午後9:15)の登山隊のとの衛星電話での交信によりますと、全員疲れてはいますが元気とのことです。
下記 三浦雄一郎氏のコメント
「ようやく酸素を吸って休息して体力が少し戻りました。サウスコルからC5は非常にしごかれた。11時頃から吹雪になり瞬間風速20メートルぐらいの風、それと視界が悪く、前を歩くメンバーの姿がようやく認識できるくらい。斜度60度近い雪の斜面は積雪があり、50センチ登ると30センチずり落ちるようなまるで蟻地獄のようであった。ヘトヘトになってようやくC5に入りました。
それから抹茶でお茶会、虎屋の羊羹を食べてどうにか一息つきました。
明日の天候がどうであるか、午前1時に天気状況をみて風が強いかどうか、そのときの判断で出来れば、1時30分ぐらいにスタートしたい。力の限りがんばって夜明けの山頂を目指していきたいと思ってます。」
予報では真夜中の強風は日の出とともに弱まる傾向。
午後から降雪の可能性あり、とのことです。
C5出発後、山頂までは7時間前後の登山を予定しております。
まずは明日の天気次第ということになります。
添付写真はサウスコル出発前とC5到着後のお茶会の様子です。
ザ・ノース・フェイスサポートウエアについて https://about.goldwin.co.jp/info/page-5650