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2026年3月期 第3四半期

第3四半期累計の業績

第3四半期累計では売上高は過去最高、
営業利益は過去2番目

2026年3月期 第3四半期累計(4~12月)の売上高は99,472百万円となり、前年同期比2.7%増で、第3四半期累計として過去最高となりました。
利益面では、売上総利益が53,210百万円(前年同期比5.6%増)と伸長し、売上総利益率は53.5%と前年同期から1.5ポイント改善しました。加えて、前期に計上したJ-ESOP等の一過性費用の影響が剥落したこともあり、営業利益は18,717百万円(前年同期比10.5%増)となり、営業利益率も18.8%と前年同期から1.3ポイント改善しています。
一方、韓国YOUNGONE OUTDOOR Corporationからの持分法投資利益が減少した影響により、経常利益は21,617百万円(前年同期比1.2%減)、当期純利益は15,251百万円(前年同期比13.8%減)となりました。ただし、当期純利益率は引き続き二桁(15%台)を維持しており、収益性そのものは高水準を確保しています。

第3四半期実績(単位:百万円)
売上高 売上総利益 営業利益 経常利益 当期純利益
実績(累計) 99,472 53,210 18,717 21,617 15,251
前年同期比(累計) 102.7% 105.6% 110.5% 98.8% 86.2%
前年同期比(四半期) 101.0% 103.8% 100.3% 104.6% 86.0%
売上高利益率
()は前期実績
53.5%
(52.0%)
18.8%
(17.5%)
21.7%
(22.6%)
15.3%
(18.3%)
四半期別推移(単位:百万円)
1Q 2Q 3Q 3Q累計
売上高 実績 23,878 31,711 43,882 99,472
前年同期比 97.1% 110.2% 101.0% 102.7%
営業利益 実績 2,079 4,880 11,758 18,717
前年同期比 113.1% 144.6% 100.3% 110.5%
当期純利益 実績 3,189 3,609 8,453 15,251
前年同期比 87.1% 85.8% 86.0% 86.2%

事業区分別の売上動向

事業区分別では、まずパフォーマンス領域は、第3四半期累計では概ね堅調に推移したものの、12月以降は中国大陸からのインバウンド需要の減速の影響を受けました。次にライフスタイル領域は、一部の冬物アイテムで販売が想定に届かず、第3四半期(10~12月)では前年を下回る推移となりました。またファッション領域は、THE NORTH FACE Purple Labelが引き続き好調を維持し、底堅く推移しています。  

事業区分別売上高(単位:百万円)
※旅行代理店業、カフェなどの「その他」事業の売上高を除く
パフォーマンス ライフスタイル ファッション
上期 3Q 3Q累計 上期 3Q 3Q累計 上期 3Q 3Q累計
売上高 16,652 12,257 28,910 32,589 27,743 60,332 5,383 3,630 9,014
前年同期比 98.7% 100.0% 99.3% 102.3% 98.9% 100.7% 118.8% 117.5% 118.3%
前年同期比(額) ▲ 220 +1 ▲ 218 +733 ▲ 322 +410 +852 +539 +1,392
売上高構成比 30.5% 28.1% 29.4% 59.7% 63.6% 61.4% 9.9% 8.3% 9.2%
(注)パフォーマンス特殊影響:終売ブランドによる減収:▲11億円

月次動向

左側に上半期、右側に第3四半期(10~12月)の月次売上高実績を整理しています。
第3四半期(10~12月)の月次売上高は、計画比96%、前年同期比99%となりました。一方、4~12月の累計では、計画比99%、前年同期比102%です。
特に12月は計画比87%にとどまり、第3四半期の計画未達に大きく影響しました。背景としては、中国大陸からのインバウンド需要の減少などが挙げられます。

計画比 前年同月比
1Q 4月 107% 96%
5月 93% 95%
6月 102% 101%
1Q計 101% 97%
2Q 7月 101% 112%
8月 101% 109%
9月 101% 105%
2Q計 101% 108%
上期計(4~9月) 101% 103%
計画比 前年同月比
3Q 10月 101% 102%
11月 100% 104%
12月 87% 93%
3Q計 96% 99%
3Q累計(4~12月) 99% 102%

直営店インバウンド売上状況

中国大陸からのインバウンド減を、他地域からのインバウンドでカバー

第3四半期(10~12月)の直営インバウンド売上は、前年同期比+14%(114%)と伸長しましたが、12月単月では前年同期比99%となりました。
12月の中国大陸からのインバウンド売上高は前年比70%まで低下し、構成比も11月まで50%超で推移していたところ、12月単月では37%へ低下しています。
一方、中国大陸以外のインバウンド売上高が増加し、全体を下支えしました。特に台湾・韓国・タイなどアジア地域は二桁伸長が続いており、12月単月の構成比も49%まで上昇しています。加えて、構成比は限定的ながら、欧州・北米も大きく増加しています。

3Q(10~12月)直営店インバウンド売上高に占める地域別の前年比・構成比
(注)当社データベースより抜粋
地域 前年比 構成比
10月 11月 12月 3Q計 10月 11月 12月 3Q計
インバウンド計 130% 118% 99% 114% 100% 100% 100% 100%
中国大陸、香港 122% 116% 70% 99% 54% 52% 37% 47%
アジア(注)中国大陸、香港を除くアジア 140% 115% 127% 127% 32% 33% 49% 38%
欧州 167% 157% 152% 160% 6% 7% 4% 6%
北米 132% 124% 146% 134% 5% 6% 6% 5%
オセアニア 112% 107% 109% 109% 1% 1% 3% 2%
その他 138% 145% 187% 172% 2% 2% 2% 2%

直営店インバウンド売上高比率(四半期)

推移グラフ
直営店インバウンド売上高比率(月次)
Q 月次 25.3期 26.3期 前年同期差 中国構成比
1Q 4月 25.5% 30.9% +5.3pt 55.2%
5月 24.2% 27.4% +3.2pt 57.4%
6月 23.9% 25.6% +1.7pt 57.4%
1Q計 24.5% 28.1% +3.5pt 56.6%
2Q 7月 24.8% 24.3% ▲0.5pt 59.4%
8月 23.2% 28.3% +5.1pt 65.6%
9月 22.0% 26.3% +4.3pt 57.3%
2Q計 23.3% 26.3% +3.0pt 60.9%
上期累計 23.9% 27.2% +3.3pt 58.6%
3Q 10月 24.6% 27.9% +3.3pt 54.3%
11月 17.8% 18.9% +1.1pt 52.1%
12月 20.9% 22.2% +1.3pt 36.9%
3Q計 20.7% 22.4% +1.7pt 47.2%
3Q累計 22.3% 24.9% +2.6pt 53.6%

「ゴールドウイン」ブランドの出店状況

出店は計画通り進捗。短期売上ではなく、ブランド基盤強化の投資

今後、中国大陸以外での出店も加速させ、グローバルでの認知拡大と事業基盤の強化を進めていきます。
まずロンドンでは、ソーホー中心部のBroadwick Streetに路面店を2026年1月に開設しました。ブティックやマーケット、カフェなどライフスタイル要素が集積する立地であり、欧州におけるブランドの「顔」として、顧客接点と情報発信の強化を図ります。欧州での認知形成に加え、来訪者や関係者を通じた他地域への波及も見据えています。
次にソウルでは、ファッション感度の高い島山(ドサン)公園エリアに、地下1階から地上2階までの3フロア構成で出店を2026年2月に予定しています。全カテゴリを展開する最大規模の店舗として、ブランド体験の深化とコミュニティ形成を強化してまいります。
なお、これらの出店は短期的な売上の積み上げを主目的とするものではなく、ブランド認知の浸透、顧客像の解像度向上、商品・販促・人員配置の最適化につなげる戦略投資と位置づけています。

店舗外観
Goldwin London(2026.1.31 OPEN)
店舗外観
Goldwin Seoul(2026.2.14 OPEN)