次世代育成 Sustainability
基本的な考え方
ゴールドウイングループでは、スポーツ用品メーカーとして蓄積してきた技術と経験をもとに、未来を担う子どもたちに向けて、さまざまな活動を通じて支援をしています。競技スポーツで世界へ挑戦する子どもたちの夢を支援する他、大自然の中でのアウトドア体験や自然の中の素材を使ったアート作品作りなどを通じて、子どもたちの可能性を引き出し、美しい未来を形づくるための閃きと機会を提供します。
「ゴールドウイン FIS ユース ジャパンカップ」への特別協賛
当社では、アルペンスキー競技者の裾野であるユース世代の環境作りと選手拡大のためのアルペンスキー大会(主催:ナスターレース協会)を、2000年から協賛しています。この大会での上位入賞者には、「FISチルドレン ウィスラーカップ出場権」を与えており、世界へと羽ばたくきっかけ作りを行っています。2020年からは国内では初めて「U14」と「U16」クラス(※)のFIS(国際スキー連盟)公認大会となり、世界各国からエントリーしてきた選手と競い合う機会を提供しています。(※U14: 12-13歳/U16: 14-15歳)
2023年度は、3月8日~9日に苗場スキー場において開催する予定でしたが、開催会場地域の気温上昇と降雨の影響により大会を安全に実施できる積雪量が確保できないことから中止となりました。 しかし、3月に北海道美唄市で開催された「ゴールドウイン ナスターレース ユース ドリームグランプリ 2024」において選ばれた8名のチルドレンレーサーは、カナダで行われた「FISチルドレン 31st ウィスラーカップ 2024」に派遣され、日本代表選手は優勝を含め優秀な成績を収めました。
自然を体感しながら親子で学ぶ「THE NORTH FACE KIDS NATURE SCHOOL」
当社では、親子が自然の中で楽しみながら学ぶ「THE NORTH FACE KIDS NATURE SCHOOL」を2014年から開催しています。このスクールでは子どもたちの冒険心を呼び起こし、自然に触れることで得られる体験や知識、仲間とともに学び成長する喜び、そして自分の限界に挑戦する探究心を育てます。多くの子どもたちが自然に寄り添い「生きる力」を育み未来へ夢を繋げるような時間を提供します。
2023年度は、東京都内、北海道、長崎など日本各地のフィールドで7回、オンラインで1回、開催しました。
「ゴールドウイン ジュニアチャレンジゴルフ大会」を開催
グループ会社のゴールドウイン開発では、ゴルフ倶楽部ゴールドウイン(富山県小矢部市)において「ゴールドウイン ジュニアチャレンジゴルフ大会」を2010年より開催しています。この大会は、小学生から高校生までのジュニアゴルファーを対象に、競技力の向上だけでなく、大会を通じてルールやマナーを学んでもらうことを目的として開催しています。
2023年度は8月10日、富山県、石川県の23名のジュニアゴルファーが集まり、第14回大会を開催。
18ホールのストロークプレーで競技が行われる予定でしたが、当日は富山県観測史上最高の気温39度を記録したため急きょハーフプレーに変更。熱戦が繰り広げられ、年代・性別のクラスごとに上位の選手が表彰されました。
PLAY EARTH KIDS
子どもと地球の未来を「遊び」を通して考え、創るプロジェクト「PLAY EARTH KIDS」。世界や環境のことを、自由な遊びのなかで捉える子どもたちの想像力と行動力を尊重したいと考え、世界を新鮮な見方で捉えるアイディアや方法論を提案しています。
当プロジェクトは、2022年11月に恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)センタープラザ1階にオープンした、 “自然/子ども/遊び” をテーマにキッズアイテムを横断的に取り扱う初のエディトリアルショップ「PLAY EARTH KIDS」を拠点として、多様な活動を行っています。
ショップでは、サイズが合わないなどで着なくなったキッズ製品を買取り、世界で1点物の製品としてリペアし販売するサステナブル・レーベル「GREEN BATON」の第一号製品の販売を開始したほか、子どもの遊びを創造し、自然との関わりを豊かに広げるPLAY EARTH KIDSオリジナルの商品も取り揃えています。
2023年度は、7月28日~7月30日にかけて、恵比寿ガーデンプレイスでは2回目の開催となる、PLAY EARTH KIDSによる子どものための遊び場「PLAY EARTH PARK」を実施したほか、年間を通じて、子どもたちの創造性を引き出す、さまざまなワークショップを行いました。