スポーツを通じた共生社会の実現 Sustainability
基本的な考え方
ゴールドウイングループでは、性別や人種、国籍や社会的地位、障がいの有無など、人それぞれの違いを受け入れ、誰もがあたりまえに生活し、地域の構成員の一員として尊重される社会の実現を目指しています。こうした共生社会の考え方を広く世の中に理解してもらうことを目指し、スポーツ用品メーカーとして蓄積してきた技術と経験をもとに、スポーツを通じた貢献を進めています。
パラスポーツを「する人」「見る人」「支える人」の支援
スポーツ用品メーカーとして蓄積してきた技術と経験をもとに、当社はパラスポーツ支援活動を積極的に行っています。健康な人にも障がいのある人にも分けへだてなくスポーツを楽しむ機会が与えられるよう、「する人」「見る人」「支える人」の三者を等しく支え、誰もが健やかに暮らせる「共生社会の実現」に寄与することを、この活動の指針としています。
する人への支援
2015年4月より日本パラスポーツ協会とオフィシャルパートナー契約を締結し、継続的に誰もがスポーツに参加し、楽しめる環境づくりをサポートしています。
また各競技団体とも契約し、当社が企画・生産するブランドで日本代表のウエアを提供しています。
2023年度は、当社がユニフォームを提供する各競技団体の日本代表チームが好成績を収めています。提供するユニフォームは、ヒアリングや着用テストを繰り返し、選手の要望に沿って開発しているもので、選手の活躍を陰でささえています。
また、2022年度から一部の競技団体と協働で、着用しなくなったユニフォームやウエアを回収し、再生させる「GREENCYCLE」の取り組みをはじめ、2023年度も継続しています。
見る人への支援
パラスポーツを盛り上げるため、当社では従業員や家族による競技観戦の誘致を積極的に行っています。子どもを含め、家族ぐるみで競技を観戦してもらうことで、「共生社会の実現」にとって重要なパラスポーツへの理解や親近感の醸成を目指しています。2023年度は各種イベントが有観客で開催され始め、社員・家族観戦動員や体験会の参加など、継続して機会創出を行っています。
支える人への支援
「共生社会の実現」をめざすパラスポーツの支援には、「支援を行う人」をさらに支援する仕組みが欠かせません。当社では各協会・団体へのスタッフユニフォーム提供や大会運営のお手伝いなどを行っています。
また2023年度は当社従業員でパラ水泳選手の鈴木孝幸がシンポジウムや学校での公演会、イベントなどに出演し、さまざまな世代の方に向けて共生社会への考え方や多様性を受け入れることの大切さを伝えました。