~元競泳日本代表の水泳選手 松田 丈志 氏参加、水難事故の救助方法を体験~
株式会社ゴールドウイン(本社:東京都港区/代表取締役社長:渡辺 貴生)が展開するスイムウエアブランド「スピード(Speedo)」は、2025年7月5日(土)の大磯ロングビーチのプール開きに合わせて、元競泳日本代表の松田 丈志 氏をゲストに迎え、「親子で学ぶ!ウォーターセーフティ教室」を開催しました。

夏休みを目前に控え、水辺のレジャーが増える季節を迎えます。一方、警察庁が公表した「令和6年における水難の概況等」によれば、2024年の水難事故の発生件数および水難者数は過去10年間で最多となりました。また、中学生以下の死者・行方不明者のうち、半数超(約54%)が「水遊び」中に事故に遭っています。
Speedoは、競泳のみならず人々が水とのふれあいに喜びを感じる瞬間に一番近くにいる存在となることを目指しており、松田氏や日本ライフセービング協会と共に、水難事故の犠牲者を一人でも減らせるよう取り組んでいます。
今回初めて大磯ロングビーチで同イベントを開催し、地元の小学生の親子14組28名が参加しました。当日は松田氏の泳ぎを披露した後、参加者は松田氏と日本ライフセービング協会公認インストラクター2名より、水難事故を防ぐための危険な場所の見分け方や、ライフジャケットの正しい着用方法、水難事故に遭遇した時の対処方法・救助の仕方などのレクチャーを受け、実際にプールで体験しました。
■事故を未然に防ぐ ~危険な場所を理解する~
海やプールなど水辺に遊びに行くときは、次の内容をチェックしましょう。
・情報
天気予報を確認し、気温・波の高さ・風の強さや向き・注意報・警報を確認しましょう。
・装備
日焼け止めやサングラスなどの紫外線対策、飲み物などの熱中症対策、そして水難事故防止策としてライフジャケットを活用しましょう。ライフジャケットは体のサイズにあったものを正しく着用しましょう。
・利用
どんなときも目を離さないことが大事。お子さん連れの場合は、必ず大人が子どもと一緒に遊んでください。手の届く範囲で、目を離さないようにしましょう。家族やグループで来ている時は、お互いを見守ることを忘れないでください。グループ全員でプールに入らず、誰かはプールに入らないで見守ることや、2人組みのバディで遊ぶことも事故防止に有効です。

■自分の身を守る ~水中で浮くための方法とライフジャケットの必要性を学ぶ~
水辺で遊ぶ際は、ライフジャケットを着用しましょう。
ライフジャケットは、体を浮かせるだけでなく、保温効果もあり、衝撃から体を守ってくれることもあります。着用するときは、必ずその人の体のサイズに合ったものを正しく着用してください。サイズが合っていないとジャケットだけ浮いて体が沈んでしまったり、呼吸がしずらくなることもあります。また、水に浮かんだときにライフジャケットだけが浮いて脱げてしまわないように、又の下まで留める必要があります。
ライフジャケットを着用していても危険な目に合うかもしれません。もしもの時は、浮いて漂うだけではなく、「イカ泳ぎ」をするとより安全な場所へ移動できることもあります。「イカ泳ぎ」のコツは、上向きにリラックスして浮いて呼吸を止めないようにしてください。そして、ゆっくり手と足をイカのように動かすことで楽に移動することができます。


■水難事故に遭遇した時の対処方法 ~救助の方法を学ぶ~
1. トーク(会話)
溺れている人と会話をすることで、冷静を保ち、パニックを防ぐことができます。
2. リーチ(手を伸ばす)
棒やロープなどを使い、溺れている人に届くように手を伸ばし、助けを求めます。棒やロープを引く際は、自分が引っ張られないように腰を低く重心を落とすようにします。
3. レスキュー(救助)
救助隊やライフセーバーに連絡し、救助活動を依頼します。状況に応じて、救助活動に参加することも検討します。
4. 安全確保
浮いて待つ:溺れている場合は、無理に陸に向かわず、浮いて待つことが大切です。
背浮き:仰向けになり、呼吸を確保しながら浮いて待ちます。
イカ泳ぎ:浮きながら、手足をイカのように動かして移動することで、体力を消耗せずに安全な場所へ移動できます。
5. ライフジャケット着用
常にライフジャケットを着用することで、万が一の水難事故に備えることができます。
6. 周りの人に助けを求める
近くに人がいる場合は、大声で助けを求め、118番(海上保安庁)や119番(消防)に連絡します。



Speedoは、スイムウエアブランドとして水辺での安全意識を高め、水難事故を減らせるよう今後も取り組んでいきます。