【開催レポート】全国の学生から寄せられた788点の“ひらめき”が集結 News

2026.05.18

「ゴールドウイン地球にやさしい未来の服、ひらめき展」を開催しました



株式会社ゴールドウインは、2026年3月20日(金・祝)~3月29日(日)、東京本社1階イベントスペースにて、展示会「ゴールドウイン 地球にやさしい未来の服、ひらめき展」を開催しました。
本展は、地球環境やこれからの服のあり方について、次世代を担う若い世代とともに考えることを目的に実施したものです。会場には、全国の小学生・中学生・高校生・専門学校生・大学生など、20歳未満の学生から寄せられた788点のアイデアを展示しました。文章、イラスト、動画、実際に着用可能な作品など、表現方法も発想も多彩なものが並び、会期中は多くの方にご来場いただきました。

次世代とともに、地球にやさしい服の未来を考える場に

当社は、ファッションと環境をテーマにした出張授業を全国の学校で実施しており、2024年度からの2年間で120回以上 の授業を行ってきました。今回の「ひらめき展」は、そうした活動を学校の外へと広げ、より多くの方々に若い世代の自由な発想に触れていただく機会として開催しました。

会場には、以下のようなアイデアが並びました。

  • CO2を吸収して空気をきれいにする服
  • 光合成をする服
  • 土に還すと花が咲く種入りの服
  • 気温の変化に応じて快適さを保つ服
  • 着たあとの使い方や循環まで考えた服

ひとつひとつのアイデアに、当社従業員と中里唯馬氏がコメントを添えて展示

本展では、寄せられた788点すべてのアイデアに対して、当社従業員および本展サポーターのファッションデザイナー・中里唯馬氏がコメントを寄せ、作品とともに展示しました。
当社からは、研究開発、生産現場、ブランド担当、マーケティング、管理部門、取締役を含むさまざまな部署のメンバーが参加し、それぞれの視点からコメントを作成しました。実現可能性や技術的観点だけでなく、発想の面白さや社会的な意義にも目を向け、一人ひとりの“ひらめき”に真摯に向き合いました。
未来の服を考えるうえで、いまはまだ実現が難しいアイデアもあります。しかし、自由な発想こそが技術や社会の進歩を後押しする原動力になると、当社は考えています。今回寄せられた多くの作品からは、若い世代の中に、すでに循環型のデザインや“服のその先”を考える視点が広がっていることを実感しました。

トークセッションでは、未来の服に正解はないことを共有

3月23日(月)には、中里唯馬氏を迎えたトークセッションを開催しました。会場では、展示作品を前に、未来の服づくりに必要な視点や、環境配慮とクリエイションの両立についてお話いただきました。
中里氏は、「100年後の服」というテーマに対して、大人が実現可能性だけで判断せず、自由な発想を受け止めることの重要性に言及しました。完成形を定めるのではなく、着る人に余白を残す発想や、手放したあとの服の行方まで考えられた提案に、大きな可能性を感じたと話しました。
また、衣装制作を学ぶ学生から寄せられた「自分の作りたいものと環境配慮をどう両立するか」という質問に対しては、制約や条件を理解することが新しい発想につながるとの考えが示されました。

ワークショップやリペアサービスを通じて、ものを大切にする体験も提供

会期中は展示に加え、ものづくりや長く使うことの価値を体感していただくための企画も実施しました。 ワークショップでは、当社が取り扱うアウトドアブランドmacpac(マックパック) の生産過程で発生するデッドストック(余り生地)を活用し、小物づくりを行いました。素材に触れ、手を動かしながら、限りある資源を活かすものづくりの楽しさを感じていただきました。
また、リペアサービスも実施し、愛着のあるものを修理しながら使い続けることの大切さを、来場者の皆さまと共有しました。

来場者の皆さまから、多くのメッセージが寄せられました

本展では、展示を見て感じたことを自由に書いていただくメッセージボードを設置しました。会期中、多くのメッセージが寄せられ、作品への感想や、ファッションと地球環境について考えるきっかけになったという声が見られました。こうした来場者の反応は、本展が学生のアイデアを起点に、服と環境の関係を考える場として機能したことを示すものと捉えています。

今後に向けて

本展を通じて当社は、若い世代の柔軟で本質的な発想に加え、それを受け止めた来場者の皆さまの関心と共感の大きさをあらためて実感しました。環境課題を前向きに捉え、服を「つくる」ときだけでなく、「着る」「使い続ける」「手放す」など、その先まで考える視点は、これからの社会においてますます重要になると考えています。
当社はこれからも、「ファッションと地球環境」について、さまざまなステークホルダーの皆さまと一緒に考える機会をつくってまいります。次世代との対話を大切にしながら、学びの機会の創出とサステナブルなものづくりの推進に、継続して取り組んでいきます。