「MIURAエベレスト2013プロジェクト」 キャンプ3に到着News

株式会社ゴールドウインがオフィシャルサプライヤーとして「THE NORTH FACE」ブランドのウエア・用具を提供している「MIURAエベレスト2013プロジェクト」のメンバーは、16日、最初の難関であります氷河が崩壊したアイスフォール(氷瀑)を8時間半かけて無事クリアし、標高6050mのキャンプ1(C1)にステイ。
翌17日(金)、標高6500mのキャンプ2(C2)へ到着。
当初の予定では体力回復と高度順応を兼ねてC2に3泊の予定でしたが、登頂を予定していた24日より23日の方が天候条件が良いという見解で、登頂予定日を1日早めた23日(木)とし、19日(日)にキャンプ3(C3)へ入りました。

三浦雄一郎のアタック前の高度順化は標高6000mまでで、C2以降は今回の遠征で初の高度となる為、体力温存と身体に余分な負荷をかけないように行動中、一部効率良く補助酸素を吸引するなどして調整をしております。
非常に体調がよく、むしろ過去2回(70歳&75歳)のときよりもいいペースで登山を続けています。
上部基地となるC2にはダイニングテントとコックも在中しており、食事も美味しく、食欲がかえってベースキャンプのときよりあるとのことです。
標高7000mのキャンプ3(C3)への登攀はローツェフェイスという、平均斜度45度の急な氷の壁をロープをつたい直登で約4時間、先を登る人の足の裏を眺めながらでした。
途中、何名かの若手クライマーを抜かすほどの好ペースで午後2時にはC3着。

三浦雄一郎氏コメント
 ”非常に調子良く標高7千mまで登ることができました。C3のテントでは酸素なしでも高山病的な症状もなく、疲れもそれほどではありませ
ん。ここは斜度50度ぐらいの雪の斜面を切って作られた鳥の巣のようなキャンプ。ここに一泊し、明日はサウスコルへ行く途中に設置したC3ダッシュ(7500m)へ向かいます。その後C4,C5を経て23日に山頂を目指します”

また豪太と他隊員の体調も上々です。特に豪太は前回(2008年)でのC3と比べると、
無理をしなかった分100倍ぐらい体調がいい(本人の言葉)そうです。

今後のスケジュール

5月16日 木 BC/C1  6050
5月17日 金 C1/C2  6500
5月18日 土 C2 6500
5月19日 日 C2/C3 7000
5月20日 月 C3/C3’(ピストル岩)7530
5月21日 火 C3/C4(サウスコル) 7980
5月22日 水 C4/C5 8500
5月23日 木 C5/頂上/C4  8848
5月24日 金 C4/C2 6500
5月26日 土 C2/BC 5300

現地からの音声メッセージ、日記などは順次、オフィシャルサイトへアップしてまいります。
オフィシャルサイト
http://www.miura-everest2013.com

ミウラ・ドルフィンズ提供