リテール本部GOS販売部 クリエイティブチーム
2023年入社
大学でメディアデザイン等を専攻。現在はゴールドウインオンラインストアでザ・ノース・フェイスのコンテンツ企画やブランド横断キャンペーンを担当する。趣味は登山や美術・音楽鑑賞。休日には山梨の古民家宿での手伝いをすることも。
ゼロからのEC
——学生時代は芸術学部だったと伺いました。なぜゴールドウインを志したのでしょうか?
実は高校3年の夏までずっと理系だったのですが、デザインやアートへの興味が捨てきれず芸術学部のメディア系学科に進みました。同時にその頃、雑誌で人工タンパク質から服を作る当社のプロトタイプである「MOON PARKA」を見て、サイエンスとデザインが融合していることに衝撃を受けました。その後、大学で登山を始めたことでザ・ノース・フェイスが身近になり、自分の興味や感性が重なる当社を志望しました。

——「MOON PARKA」がきっかけだったんですね。
はい。でも、高校時代から周りが皆ザ・ノース・フェイスのヒューズボックスを背負っていて、学校指定かと思うくらい使用率が高かったのです。そのころから、すっかり刷り込まれていました(笑)。コロナ禍で登山を始めてからはオンラインショップでシルバー会員になるくらい買い物を楽しんでいました。ただ、服を作りたいと思ったことはあまりなく、製品をどう編集して魅力を伝え、どう届けるかというコミュニケーションを考える方がずっと好きでした。
——入社前からクリエイティブ職を志望していたのでしょうか?
当時はジョブ型採用ではなかったのですが、最初は置かれた場所で咲くという気持ちでした。入社1年目はオンラインストアの営業チームに配属され、ECといえばAmazonのことだろうかという状態からのスタートでした。2年目から新設された現在のクリエイティブチームへ異動になり、結果的に学生時代にやりたかったことの延長線上に近いと感じています。ただ、1年目で学んだことが役立つ場面も多く、何事にも好奇心を持って楽しむスタンスが大事だと実感しています。

4000点から選べるECでの接客
——今は具体的にどのようなお仕事をされていますか?
オンラインストアの特集やLP(ランディングページ)の企画から、撮影の手配、外注先とのやり取り、分析までを一貫して担当しています。チームは5人で、一人ひとりが最初から最後まで責任を持つスタイルです。大小合わせると年間で約80本、4日に1本のペースで新しいコンテンツを制作しています。

——すごい量ですね!これまでで一番大掛かりだったプロジェクトは何ですか?
2025年の山の日へ向けて制作した、「山遊部(ヤマアソブ)」という登山のLPです。オンラインストアにはザ・ノース・フェイスの登山製品だけでも300点以上あります。実店舗ならスタッフがお客さまに合わせて直接案内できますが、ECではそうはいきません。だからこそ、お客さまが迷わず自分に合った製品を選べる、楽しくて役立つページを作りたいと考えました。
——オンライン上で「接客」するために、どんな工夫をしたのでしょう?
実際の店舗での接客フローを、ECの導線に置き換えることを意識しています。来店をセッション(サイトへの来訪)と考えると、店頭陳列やVMD、POPが製品の並び順やサイト設計に、声掛けや適切な製品の提案がコンテンツやバナーのポップアップ表示になります。オンラインでは共通してサイズやシルエットに悩む方が多いため、同じ体型でS・M・Lを着比べてフィット感の違いを見せたり、このジャケットにはこのパンツが合うとスタイリングを紹介したりしています。店舗スタッフの接客を想像し、どのように接客したら満足して購入いただけるかを考え巡らせて設計しています。
自ら山へ入り現場のリアルを作る
——撮影では、ご自身がモデルとして出演することもあるそうですね。
はい、テント泊や雪山の撮影では自分自身が出演することもあります。友人や社内の歩くアウトドアのような先輩と雪山や沢登りに行ったり、奥多摩から長野まで3日間かけて90km歩く登山レースに出たりしているので、その経験が活きています。

——自ら山に入ることが、クリエイティブにどう生きていますか?
山道具のクリエイティブは実は非常にシビアで、シチュエーションに合った最適なレイヤリングを検討し、写真の端に写る登山靴の紐の結び方にまで意識を向ける気配りが求められます。リアルな現場を分かっているからこそ、説得力のある細部へのこだわりが持てるのだと思います。ヘルメットを被って体を張って撮影する日もあれば、スタジオでルックを撮る日もあり、毎日飽きることはありません。
——今後挑戦したいことはありますか?
実は私自身に、絶対にこういうものが作りたいという強い想いはなく、主語は常にブランドとお客さまだと考えています。ブランドのなすべきことをどうアウトプットするか、お客さまが何を求めているのかを考えるマインドが強いのです。チーム内では、ブランドの希望をしっかりと形にしていくことが自分の立ち位置だと思って、日々取り組んでいます。新たなコミュニケーションや、まだ実現できていない接客を実装する面で、貪欲に挑戦していきたいと考えています。
私の推しアイテム:フィールドワークシャツ

最近はシャツに夢中で、毎朝自分でアイロンを当ててから出社しています。ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのこのシャツは、前を開けてもボタンを閉じても着回しやすく、シャツでありながらテック感のある素材を使っているところが当社の製品らしくて気に入っています。仕事の商談から休日の外出まで、あらゆるフィールドで幅広く活躍する一着です。