ザ・ノース・フェイス事業本部 ザ・ノース・フェイスハードグッズ事業部 フットウエアグループ
2023年入社
総合スポーツメーカーを経て入社4年目。現在はザ・ノース・フェイスのフットウエアのグループで商品企画全体のまとめ役およびランニングカテゴリーを担当する。趣味はランニングとトレイルランニング。
シューズの全工程を見渡す面白さ
——ザ・ノース・フェイスのシューズ企画を担当されていますが、具体的にはどのような業務があるのでしょうか?
企画といっても、ザ・ノース・フェイスの場合は業務範囲が広いんです。私の場合は売上や利益、在庫といった計数管理や仕入れの判断、販売部門と連携した販売施策の決定までが業務範囲に含まれます。モノづくりを中心に、計数管理や販売戦略の推進までトータルで見る職種です。

——ザ・ノース・フェイスのシューズというとランニングシューズやライフスタイルシューズなどいろいろなカテゴリーがありますよね。
はい。いろいろなカテゴリーがある中でフットウェア全体の管理を私が統括しています。その中で、ランニングシューズに関しては自分自身で企画開発の実務を行い、マウンテンシューズやライフスタイルシューズについては、実務担当のメンバーと一緒にミーティングに入り、方向性を話し合っています。一人ひとりがブランドをマネジメントしている実感が強いですね。

走りを左右する靴作りに憧れて
——かなり幅広いですね。吉村さんはキャリア採用ですが、シューズの開発に携わるようになったきっかけは?
学生時代に陸上やトライアスロンに取り組んでいて、「走るパフォーマンスを最大限に発揮させるには靴が一番大事だ。自分で靴を作りたい」という思いから、前職のスポーツメーカーに入社しました。ただ、最初は営業配属でした。

——そこから企画職に?
はい。シューズに強い得意先を担当したことで企画部とやり取りする機会が生まれ、5年半ほど経ったころに念願のシューズ企画部に呼んでもらえました。最初に営業に配属されたことは後から考えると良い経験になったと思います。企画部ではウォーキングシューズの企画や、工場とやり取りしながらQCDを管理するソーシング業務などを経験し、最終的には自分が靴に興味を持つきっかけとなったランニングシューズの企画に携わることができました。
——目標を達成した中で、なぜゴールドウインへ転職されたのでしょうか?
実は、社会人になって始めたトレイルランニングにすっかりハマってしまって。トレイルランニングの大会に出るとザ・ノース・フェイスを目にする機会が多く、とてもかっこよかったんです。アパレルのイメージは強いですが、シューズは一般のお客さまにはまだ馴染みが薄い分、やりがいがあると感じました。海外ブランドなのに日本で企画ができる点も魅力でしたね。
走り手だからこその強みと罠
——社内には、一緒に走る仲間も多いとお聞きしました。
100マイルのトレイルレースを走るような熱量の高い人がたくさんいます。ザ・ノース・フェイスが協賛している「Mt.FUJI 100」というトレイルランニングの大会やウルトラマラソンの世界遺産シリーズには、毎年多くのゴールドウインの社員が出場しています。私も、100マイルのトレイルランニングレースや100キロメートルのウルトラマラソンを走った経験があります。他のカテゴリーの担当者も色々なアクティビティを本気でやっているので、開発中のシューズを履いてもらって意見を聞けるのは本当に恵まれた環境ですね。

——100マイルに100キロメートル!その経験は靴づくりにどう生きていますか?
自分がランナーだからこそ、靴の構造もランナーの気持ちもわかるので、実感値をダイレクトに商品へ落とし込めるのは強みです。ただ、シューズに携わる歴が長くなってきて、色々と背景が分かりすぎるがゆえに「これは構造的に無理だろう」と常識にとらわれてしまうことも。だからアイデアを出すときはコストや実現性を一旦忘れて、極端に考えるよう意識することもあります。
——最後に、今後の目標を教えてください。
山に行くとザ・ノース・フェイスのアパレルやバックパックを身につけている方は多いですが、シューズはまだまだ伸びしろがあると感じます。機能もデザインもしっかり合わせ、本気でアクティビティに向き合っているチームの力で、ザ・ノース・フェイスのシューズを履いてくださる人をこれからもっと増やしていきたいです。
私の推しアイテム:ベクティブ フォワード

アメリカのザ・ノース・フェイスが開発拠点している企業と一緒に作った、ザ・ノース・フェイスのロードランニングシューズです。本国がトレイルランニングシューズ用に開発した独自のソール機能を、もっと多くのランナーに体感してほしいという思いで、より汎用性が高いロードランニングシューズの企画・開発を、チャレンジさせてもらいました。トレイルランニングシューズと並べた時に、デザインの統一感を意識して作り上げた渾身の一足です。