地域に還元する店づくりRecruit

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リテール本部 リテール企画部 リテール戦略グループ
2011年入社

2011年アルバイト入社。店長やエリア長等を経て現職。新店のコンセプト設計や顧客体験の創造を担う。趣味は読書のほか、映画、旅、服、写真、音楽、ハイキング、散歩、スポーツ観戦、漫画など本人曰く「雑食」。

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「土地の作法」を理解する

——米山さんの所属はリテール企画部という部署ですが、具体的に何をする部署なのでしょうか?

リテール店舗の価値を向上させるための戦略を練り、形にする部署です。私が所属する戦略グループでは主に出店戦略に基づいた新店舗のコンセプトワークや、ブランドの世界観を適切に伝えるための販促・広告物のデザイン統制などを行っています。

また、店舗に常設するコンテンツやイベントの企画も担っています。例えば、ゴールドウインが大切にしている「長く着る」というロングライフの精神を伝えるため、製品を店舗で修理するリペアサービスを提供したり、より愛着を持って長く着ていただくためにご購入いただいたウェアにその場でワッペンや刺繍を施すカスタムサービスを店舗に実装したりといった取り組みです。今は既存の店舗をどうアップデートしていくかという課題にも並行して取り組んでいます。根本にあるのは「そこにお店があることで、来店される方々、その地域の人たちにどう還元できるか」です。

——還元、というと例えばどのような?

例えば、登山口に近い店舗ならスタッフが観光案内所のような役割を担ったり、地元の企業と協業してカフェを運営したり。ローカルアーティストにデザインを描き下ろしてもらい商品化を行うこともありました。ゴールドウインのパーパスやバリューのもと、ただの利益だけを求める出店ならすぐにやめる、というのが私たちの基準です。

もちろん、東京などの都市部の店舗だと役割が変わります。都心には意外と超大型店は少なく、規模は比較的小さくてもコンセプト性が強いお店が多く存在します。そのため、地域とのつながり以上に「ブランドの深さや幅広さ」を伝えることも重視しています。

——そのためにどのようなリサーチをされるのでしょうか?

「土地の作法」を肌で理解することを大切にしています。出店が決まれば必ず何度か現地へ赴きます。事前に競合店だけでなく、地域のローカルショップやカフェ、観光スポットから宿泊施設、地元のギャラリーまでリストアップして自分の足で巡ります。どんなアーティストやカルチャーがあるのかを知り、定石にあてはめるのではなく、自分の目で見て、感じる。その上で、現地のカルチャーとブランドがどう交わっていけるかを現場で考えます。

野心で空回りした若手時代

——そもそも、入社のきっかけは何だったのでしょうか?

実はアウトドアの経験はほとんどなくて、完全にファッションが入り口でした。当時は「山ガール」ブームなどもあり、日常でアウトドアウェアを着るシーンが増えてきていた時期。私は学生時代に音楽活動をしていて古着なども好きだったのですが、ザ・ノース・フェイスのロゴやカルチャーに感覚的に強く惹かれていました。機能的にも、軽くて暖かいウェアを日常着として求めていた背景もあります。そうしたブランドへの憧れもあり、大学卒業後にまずはアルバイトとして入社しました。

——アルバイトからのスタートだったのですね。そこから順調にキャリアを重ねてこられたのでしょうか?

お恥ずかしいのですが、若いころは「とにかく店長になりたい」という野心ばかりで、完全に空回りしていました。大阪の店舗でくすぶっていた時、東京から来た新しい店長に「お前は視野が狭い」と愛のある説教を受けました。それもあって、原宿の店舗へ2週間ほど研修に行くことになりました。そこで他のスタッフの視座の高さに衝撃を受け、歴が長いだけで少し業務ができるからと天狗になっていた自分を猛省しました。そこから必死に勉強して、「どうすれば会社やお店、そして社会に貢献できるか」を真剣に考えるようになりました。

現場の感覚で自己満足を防ぐ

——店舗から全国を見る立場になり、仕事の難しさはありますか?

仕事の規模が大きくなると、どうしても企業目線やブランド目線の大きなビジョンで「ここにこんな店があったほうがいい」と考えるようになります。でも、いざ動き出すタイミングで「これをやっても、本部側の自己満足になってしまうのではないか」と冷静にブレーキをかけてくれるのが、現場で10年以上蓄積したお客さまとのコミュニケーションを通したリアルな感覚です。この感覚は今でも自分の中の財産になっていて、仕事の軸になっています。

——それを現場に渡すことも大切ですよね。考えた戦略が現場で絵に描いた餅にならないよう、工夫していることはありますか?

日々の業務に追われるとコミュニケーションがおろそかになりがちなので、直接メンバーと話す場を大切にしています。リサーチに行く時も、自分の考えを共有したいメンバーをアサインして一緒に行動するようにしています。また、戦略を上からただ落とすのではなく、極力自分でお店に足を運び、現場と同じ並列の立場で「このお店はこういう思いで作った」と丁寧に説明し、共有するようにしています。今期は社内報でも積極的に情報を発信して、できるだけ多くの人に想いを届ける方針をとっています。

——今後、挑戦してみたいことや展望は?

現場のスタッフが「こういうお店で働きたい」「こういう働き方をしたい」と自ら手を挙げられるシステムを一般化させたいです。私自身、人に恵まれて引き上げてもらった経験があるので、会社が大きくなった今、誰もが平等に挑戦できる環境を作っていきたいと考えています。お店の中心になるのはやはり「人」ですから。今は新しいコンセプトの店を出す際、熱い想いを持った人が集まれる仕組みづくりを少しずつ始めています。

私の推しアイテム:タウント II ゴアテックス

エリア長時代にザ・ノース・フェイスの直営店舗別注として、ゼロから企画に携わった思い入れのある防水シューズです。「こんな靴があったらいいな」という現場のアイデアをデザイナーやMDと形にした結果、大ヒットしてプロパー展開もされました。良いモノを作り、喜んでもらう嬉しさを学んだ相棒です。

1日の流れ
9:00
出社・メール確認・返信や管理業務の実施
10:00
出店戦略に関わるミーティング
12:00
チームメンバーとランチ
13:00
社内ミーティング(グループ内での共有や本部の販促会議)
15:00
施策や企画案のブレスト
16:00
外部商談など
17:30
退社
1週間の流れ
月
週次ミーティングなど経て今週以降の取り組み・スケジュールの管理
火
出店関連のコンセプト設計・推進ワークなど
水
プロジェクト案件のミーティング・推進ワークなど
木
デザイン面の管理・アップデートワークなど
金
出店エリアなどマーケットリサーチ
土・日
家族と遊んで過ごすこと+何事にもインプットの時間を大切に過ごします